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第40章 全て神田家のお嬢様の誕生日プレゼント

神田家の娘の誕生日パーティーのニュースは、名門サークル全体に広まっていた!

林田由紀子もそれを耳にし、スマホで釣りアカが投稿したその日の豪勢さを見て、嫉妬で顔が歪んだ。

「お母さん、この神田家って一体どういう家柄なの?娘の誕生日会を開くだけで、悠遊庭園の最高級マンションを買い取って、装飾費用も含めて十五億もかけたって聞いたけど……」

金子紗良は顔のパックを剥がし、目尻の皺を軽く揉んだ。

「神田家はただものじゃないのよ。K市のトップクラスの名門なんだから……ねえ、拓也さんとの結婚の話はうまくいってるの?」

林田由紀子は頬を赤らめながら頷いた。

「うん、拓也お兄ちゃんが体調を整えたら...