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第39章 どうして自分にこんなに冷たいのか!

川島凛は淡々と言った。「処方したものではないことは分かっていますが、もしあなたが来なければ、これからこの薬の責任はあなたに向けられることになりますよ」

田中宏の額から冷や汗が流れ落ちた!

神田おばあさんがどんな身分か、あの神田首長の奥様だぞ!

自分の看護下で何か起これば、自分の職業人生は終わりだ……

考えるだけでも、田中宏は背筋が寒くなった!

「この薬がどうして神田おばあさんの薬に混ざっていたんですか?」

「看護師によれば、彼女自身が加えたそうですが、ご存知の通り、培元丸は闇市場でも手に入れるのが難しく、我が国ではこの薬に対する管理が非常に厳しいんです」

田中宏は頷きながら眉を...