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第36章 あなたはとても凶暴ですね

坂田和也は小林絵里を坂田邸に連れ帰った。

幸いなことに、この時間には家族は皆寝ていた。

出迎えたのは家の執事だけだった。

三男の腕の中で不安定に横たわる女性を見て、執事は少し驚いた。

この女性の両足は健全で、一目で夏目夕子さんではないことが分かった。

三男は夏目夕子さんに深く心を寄せているのではなかったのか？

「三男、これは……」

執事は近づき、問いかけようとしたが、女性の顔を見て驚いた。

それは小林絵里だった！

もうすぐ三男と離婚する予定の平民の少女！

執事は一瞬驚き、坂田和也を不思議そうに見つめた。

しかし、坂田和也の足は止まらず、小林絵里をお姫様抱っこして自分の部...