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第114章

岡崎愛乃と彦田美亜は顔を見合わせ、口を揃えて「こんなに早く?お父さんとお母さん、承諾したの?」と尋ねた。

小川愛はまるで電池が切れたかのように、瞬時に気落ちした様子で「まだ両親には言ってないの。とりあえず一歩ずつ進んでいくわ」と言った。

「仕事は見つかったの?どんな仕事?」と岡崎愛乃が尋ねる。

小川愛は仕事の話になると、再び生き生きとし始めた。興奮した様子で話し始めた。「前にネットであるインテリアデザイン事務所に履歴書を送ったの。専門家じゃないけど、自分でデザインした小作品をいくつか見せたら、結構気に入ってくれて。やる気があるなら研修生から始めてほしいって連絡があったの。もちろん喜んで...