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第39章 高橋おばあさん

安藤美咲は本来携帯を拾おうとしていたのだが、彼の言葉を聞いて、おとなしくバスローブの紐を解くしかなかった。衣服が滑り落ち、筋肉の隆起した胸板が露わになった時。

安藤美咲は固まり、視線を横にそらした。

「今、どう感じる?」

彼女は心の中でつぶやいた。高橋裕也の体つきは本当に素晴らしい。あの胸筋、あの腹筋、もう最高。触ってみたい、硬いのかな。

そう考えた瞬間、彼女の頬が突然赤く染まった。

高橋裕也は細長い瞳で彼女を見つめ、彼女の一つ一つの表情を見逃さなかった。

「胸が苦しい。揉んでくれ」

そう言う時、彼の唇はわずかに上がり、その視線は漆黒で怖いほどだった。

安藤美咲の目が急に輝い...