ママを応援！三つの宝物

第31章 初めて

安藤美咲は自分を指さして、「私を保釈するの？」

まだ誰に電話をかけようか考えていなかったのに、もう誰かが来ていたなんて、少し意外だった。

白石蘭は安心した様子で、「行きなさい、保釈してくれる人がいるのはいいことよ」

安藤美咲は白石蘭を指さして、「警察の方、彼女も私と一緒に、一緒に保釈してください」

彼女は白石蘭の手を引いて、行くなら当然一緒に行かなければと思った。

白石蘭は微笑んで、「あなた先に誰が来たのか見てきて。それから私を保釈して」

「安藤さん、どうぞ！」

二人の警察官の態度が驚くほど良く、安藤美咲はますます戸惑った。白石蘭はすでに察したようだ...