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第21章

翌朝、江口暖暖は青木圭が洗面所に行っている間に、布団の中でこっそりと江口睿にメッセージを送った。「睿兄さん、助けが必要なの！」

海外にいる睿ちゃんは妹が危険な目に遭っていると思い、急いで返信した。「どうしたんだ？クズ親父が何かしたのか？」

江口睿は心配で胸が張り裂けそうになり、今すぐにでも飛んでいって妹を助けたい気持ちだったが、しかし——

「パパは何もしてないよ。ママの情報を私の言う通りに求人サイトに載せてほしいの！」

江口暖暖は必要な情報を江口睿に送った。彼は妹からのメッセージを何度も読み返し、視線が「パパ」という言葉に止まった。幼い顔に異様な緊張感が走る。

なぜ妹は急に「パパ」...