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第46章 兄妹？

青木絵里は頭がクラクラした。彼女が緊張していたのは、まるで正室と側室の間で戦争が始まり、自分がその間に挟まれるような状況だったからだ。

休憩室のドアが開くと、佐藤遥が藤原夜の隣に座り、彼女を急かした。「早く持ってきて」

「はい」

青木絵里はようやく前に進み出た。

「口を開けて、まず薬を飲んで。あなたの様子はほんとに心配になるわ。桜島秘書はまだ若くて人の面倒なんて見られないでしょう。今日から私が直接あなたの世話をするわ」

佐藤遥は薬を彼に渡しながら言った。

青木絵里は黙って聞いていた。

そして藤原夜の手が、佐藤遥が口元に差し出した手を押し止めるのを見た。

「自分でやる」

彼は...