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第178章 彼にボタンを留めてあげる

「私は見るつもりなんてないわ、早く着替えて」

彼女は心の中で後ろめたさを感じ、すぐに頭を下げた。

しかも、さっきは本当に見るつもりはなかったのだ。

彼が……

どうして寝室で着替えないのだろう?

「見たって何だというんだ?自分の夫だ、好きなように見ればいい」

彼は言った。

実は彼の顔も少し熱くなっていた。

彼もこのような経験が多いわけではない。

ただ、自分の妻が自分の何を見ても、それは過分ではないと思っただけだ。

藤原夜は手を伸ばして彼女の顎を掴み、顔を上げさせた。

二人の視線が一瞬合うと、彼女はすぐに目を伏せたが、彼の胸の下を見てしまい、さらに顔を...