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第125章 あの夜以外、俺は正気の時に彼女に触れたことはない

「彼女は今、俺を汚いと思っている。もし俺がまた会いに行ったら……」

藤原夜は不機嫌そうに二人を見つめながら忠告した。

「もし君がまた会いに行けば、彼女はますます離婚したがるだろう。でも夜、なぜ離婚しないんだい？」

青木圭が彼に尋ねた。

「離婚するつもりなら、なぜ最初から結婚したんだ？」

藤原夜は反問した。

「じゃあ、遥はどうなんだ？彼女は今夜早くに俺と中村祥を訪ねてきて、君と話してほしいと頼んできたぞ。彼女のお腹には藤原家の子が宿っているんだからな」

「証拠でもあるのか？」

藤原夜は冷たく返した。

青木圭は言葉に詰まった。

「中村祥が戻ってきたのか？」

藤原夜は彼が落ち...