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第45章
満市の小山の頂上。
夏目清子は鈴木直哉の体に寄りかかりながら、スマホをいじっていた。「このメディアって本当に嫌ね。私がツイッターに一言書いただけなのに、それをニュースにしちゃうなんて」
文句を言うような口調だったが、もし水原念がここにいたら、すぐに分かっただろう。夏目清子のその声は不満どころか、明らかに自慢げな調子だった。
「ツイッター?何をツイートしたんだ?」鈴木直哉は眉をひそめて彼女の方を見た。夏目清子のツイッターの画像を見ると、彼の眉はさらに深くしわを寄せた。
「清子、俺の写真を勝手に投稿するなって言っただろう?」
「あなたの写真なんか載せてないわ。ただ腕が少し写っただけよ。...