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第41章

寝よう。寝た後で、夏目清子に自分が寝たあとの男を拾わせるの。それって楽しいことじゃないかしら?

違う!

水原念は瞬時に少し目が覚めた。

長年、彼女は鈴木直哉のためにあれほど尽くしてきたのに、一度も彼と寝ていないのは損だ。でもこの男はすでに夏目清子に寝られてしまった。もう汚れている。水原家のお嬢様である彼女がどうして汚れた男と寝ることができるだろうか?

汚れた男はゴミ箱に捨てられるのがお似合いだ!

そう思うと、水原念は力を込めて鈴木直哉を押しのけようとした。しかし鈴木直哉はすでに放縦な情欲に完全に浸っていて、腰を曲げて顔を彼女の胸元に埋め、絶え間なくキスを続けていた。

水原念の抵抗...