Chapter




Chapters
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章
第9章
第10章
第11章
第12章
第13章
第14章
第15章
第16章
第17章
第18章
第19章
第20章
第21章
第22章
第23章
第24章
第25章
第26章
第27章
第28章
第29章
第30章
第31章
第32章
第33章
第34章
第35章
第36章
第37章
第38章
第39章
第40章
第41章
第42章
第43章
第44章
第45章
第46章
第47章
第48章
第49章
第50章
第51章
第52章
第53章
第54章
第55章
第56章
第57章
第58章
第59章
第60章

Zoom out

Zoom in

Read with Bonus
Read with Bonus

第39章
水原念が近づいてきた瞬間、鈴木直哉の心と体は彼女の香りと曲線美に完全に魅了された。
彼女がつま先立ちして唇を寄せてきたとき、鈴木直哉の目には水原念の艶やかな赤い唇、完璧な顎のライン、すらりとした首筋、繊細な鎖骨、そして彼の視点から見下ろせるゴールドのキャミソールドレスから覗く深い谷間、さらにその谷間に垣間見える赤い点しか映らなくなった。
この光景のすべてが、彼の意志力を試すものだった。
だが今の状況では、自制する必要はなく、本能のままに行動すればよかった。
鈴木直哉は目を閉じ、頭を下げてキスをした。
二人は五年間夫婦だったが、最近は離婚話で揉めており、鈴木直哉は怒りに任せて彼女の体...