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第25章
病院。
最上階の高級病室。
鈴木直哉は病室の入り口に立ち、中から聞こえてくる、ずっと愛してきた女性の声に、再び心が底に沈んでいくのを感じた。
「お父さん、私は直哉が部屋に監視カメラを設置するのを嫌がることを知っていたから、書斎で水原念を陥れて、直哉に彼女を完全に憎ませようとしたの。でも、書斎の外の壁に監視カメラがたくさんあるなんて思いもしなかった。しかも、あのカメラの集音効果がすごく良くて、どんなに離れていても、ほんの少しの音でも記録されてしまうなんて」
「お父さん、これからどうすればいいの?もし直哉が本当に証拠を見つけて、水原念が私を殺そうとしたんじゃなくて、私が水原念を陥れていた...