Chapter




Chapters
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章
第9章
第10章
第11章
第12章
第13章
第14章
第15章
第16章
第17章
第18章
第19章
第20章
第21章
第22章
第23章
第24章
第25章
第26章
第27章
第28章
第29章
第30章
第31章
第32章
第33章

Zoom out

Zoom in

Read with Bonus
Read with Bonus

第20章
浅木隼人が予想もしなかったことに、契約金額が東科側から三分の一も上がった。
その理由は、葉山萌香が変更した内容にあった。
これらを完璧に実現するには、投資を追加しなければならなかった。
会議室を出て。
浅木隼人は葉山萌香に親指を立てて見せた。
「葉山秘書、本当に参りましたよ。社長室にいるより、うちの営業部に来ませんか?」
葉山萌香が答える前に。
力強い声が後ろから聞こえてきた。
「お前んとこのインベの営業部より、うちの東科の方がいいに決まってるだろう?」
皆が驚いて振り向いた。
浅木隼人は心の中で思った。誰だ、目の前で引き抜きを図るなんて。
来人を見て、すぐに気後れした...