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第18章

「君も行くのか?」新海卓が突然、意味不明な質問を投げかけた。

「もちろんです」葉山萌香は彼を見つめた。

彼女は本当に美しかった。特にその瞳が印象的だった。

しかし今、新海卓は彼女のその眼差しに背筋が寒くなる思いをした。

「部長、彼女を連れて行くのは適切じゃないと思います。だって彼女は……」

「データの問題は貴方たちの内部にあります」葉山萌香は冷静に彼の言葉を遮った。

「プランを持って東科に行くのを、営業一部の方々だけにお任せするわけにはいきません」

彼女の言葉は率直すぎた。

営業一部の全員が、言葉を失った。

「でたらめを!」新海卓は怒鳴った。

一方、浅木隼人は違った。

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