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第17章
数分後。
浅木隼人は電話を切った。
そして、周りを囲む人々を見渡した。
「嘘をついてるんじゃないの?」佐々木めめは社長の側にいる花瓶が、滅多に人前に姿を見せない青村華に接触できるはずがないと信じられなかった。
東科のプロジェクトで、彼女が苦労して接触できたのは、副社長までだった。
浅木隼人も困惑した表情で首を振り、信じられない様子で「いや......東科は確かに俺たちのプランを採用したんだ」
周囲が一瞬静まり返った。
そして、皆が歓声を上げ、狂喜乱舞!
「でもおかしいわ。葉山萌香が部外者と結託して、私たちのデータを改ざんしたんじゃなかったの?なんで私たちの案件を取り戻すの?」...