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第411話車に乗るのが怖い

ノランはこの話を聞いて思わず笑ってしまった。「冗談を言っているのか？ 私と協力するだって？ 自分の苗字を忘れたのか？」

ヴィンセントはノランがそんな懸念を抱くことをわかっていた。

「だが、ノラン、君も知っているだろう。私はずっと彼らと対立してきたんだ。私には助けが必要だし、君には内側にいる味方が必要だ。もし手を組めば、最高じゃないか？」

ノランはまだ躊躇し、混乱していた。

「後で裏切られるかどうかなんて誰がわかる？ フリンファミリーは団結しているが、君と私は家族じゃない。」

その言葉は辛辣だったが、筋が通っていた。どんなにいざこざがあろうと、ヴィンセントは確かにフリンファミリーの一員...