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16話

「ところで、明日仕事の後に新しい薬を調合するよ。この数日間ちょっと試作してたんだ。もしこれが効けば、君の回復をもっと早められるかもしれない」

マルコムは彼女の目が宝物を発見したかのように輝くのを見た。彼女は耳から耳まで笑顔を浮かべていた。

撃たれたのは彼の足だったが、リースは彼自身よりも心配しているようだった。

それでも、妻が彼を気にかけてくれるのはとても心地よかった。

彼は彼女の肩に手を置き、ハンサムな顔を彼女の顔に近づけ、片眉を上げてニヤリと笑った。

「まあ、それは君の判断だね」

リースは自信たっぷりに自分の胸を叩いた。「私に任せて」

そう言うと、リースはバスルームに向かい、...