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823話

ジョンは背もたれに寄りかかりながら言った。「俺に借りている2000万のことは忘れろ。学校で何か困ったことがあったら、いつでも俺に来い」

「あなたがこのカジノのオーナーなんですか？」クレイトンはここ数日間でこの場所がどれほど力を持っているか目の当たりにしていた。十代の彼は認められることを渇望し、権力に憧れていた。ジョンのような有能で強力な人物を義父に持つことは夢のようだった。彼は急いで言った。「ゴッドファーザー」

クレイトンは膝をついてジョンに頭を下げた。

「いい子だ」ジョンはにやりと笑い、クレイトンを立ち上がらせた。彼はボディーガードの方を向いて言った。「今日からクレイトンは俺の義理の息...