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767話

アリスは着飾ることと金を湯水のように使うことしか頭になかった。もしカレン家を出ることがあれば、すぐに無一文になるだろう。彼女はハワード家の奥様になることを目標にしており、それはもう間近だった。

ロザリーは彼女が恥知らずな女だと知っていた。

彼女はナタリーに謝ったが、心の奥底では実の娘のことしか気にかけていなかった。

ナタリーはそれを予想していて、ロザリーに冷たい視線を向けた。

しばらく返事がなかったので、ロザリーはナタリーが帰ってしまったと思った。

しかし顔を上げると、そこにはナタリーが数歩離れたところに立ち、彼女をまるでゴミを見るような目で見ていた。

「それだけ?」ナタリーは笑っ...