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328話

ロザリーは微笑んだ。

ジェームズはぎこちない笑顔を浮かべ、ナタリーを見た。「母はああいう人なんだ、気にしないで」

ナタリーは髪の毛を耳にかけて、落ち着いた声で言った。「あなたと同じ優位性はないわ。私は夜、インペリアル・ナイトクラブでウェイトレスとして働いているの。給料もあなたよりずっと低いわ」

ジェームズはうなずいた。「ああ、ハリソン夫人が言ってたよ」しかしナタリーは彼の目に優越感のようなものを感じた。まるで彼女の仕事を見下しているかのように。

ナタリーは動揺しなかった。

ジャスミンはいらだっているようだった。彼女はシエラを見て言った。「シエラ、なぜウェイトレスを私の息子に紹介したの...