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第1273話私はあなたのビジネスなんて気にしない

「ペネロペ、お前のビジネスなんてどうでもいい」床から服を拾い上げて身につけながら、カスピアーンは言った。

「芸能界に長くいるんだ。俺の前で純粋ぶるのはやめろ。あの重役たちと寝なかったから損したとでも思ってるのか? 結局、俺はお前のキャリアの足しには何もならなかったからな」

ペネロペは言い返さなかった。

何を言っても、カスピアーンは信じてくれないだろうと、彼女はわかっていた。

ベッドから出て、カスピアーンが服を着るのを見つめる。彼女は毛布を手放し、床から自分の服を拾い上げて身につけた。

ドレスは破れており、どうすることもできず、ウエスト部分を覆った。ちらりとカスピアーンに目をやると、彼...