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1022話

カッシディは緊張した笑みを浮かべた。

一方、ナタリーはラウンジでくつろぎながら、レイチェルや彼女の友人たちと談笑していた。

レイチェルが尋ねた。「ナタリー、あなた本当にここのオーナーなの?」

「ええ」ナタリーは頷いた。

クロエが口を挟んだ。「じゃあ、私たちここによく来てもいい?」

「もちろんよ」ナタリーは答えた。

「ここのコーヒー農園や、アメリカスズカケノキの林、バラ園は超有名なのよ。それに、アフタヌーンティーにぴったりのテーマ別宴会場もたくさんあるの。でもこの場所はとても神秘的で、写真がほとんど出回っていないの。場所が神秘的であればあるほど、人は訪れたくなるものよ」

それがブル...