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15話

ザヴィエ

彼女は躊躇いがちにノックした後、私のオフィスに忍び足で入ってきた。彼女の目は、沈みゆく太陽の影が伸びて彼女をつかみかねないかのように、部屋の隅々へと素早く動いていた。

一日の終わりのこの時間、フロア全体は私たち以外誰もいない。清掃スタッフが到着するまであと20分、そして彼らが私のエリアの掃除を始めるまでさらに15分ある。

それは十分すぎるほどの時間だ。

「こちらへ、ピッパ」私の声は欲望に満ちた嗄れ声だった。彼女を欲していることがばれないことを願う。一日中、彼女の腰の誘惑的な揺れ方と、15センチのピンヒールで歩く度に波打つ彼女の尻に魅了されていた。

何かをする時が来...