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301話

ニーヴは柱の陰に隠れ、ウェイドの長女デレイニー・プレスコットがサーバーと話し、薬の包みを手渡しているのを覗き見ていた。

エリートサークルのメンバーとして、ニーヴはすぐに何が起きているのか理解した。

デレイニーは誰かを害するつもりだった。

彼女はその薬が恋愛薬だと推測した。

ニーヴはデレイニーが誰を標的にしているのか好奇心を抱いた。

「この誕生日パーティーでは、かなり活気のある光景が見られるわね」と彼女は思った。

ニーヴは宴会に戻り、すぐにパーティーでデレイニーを見つけた。

ニーヴはデレイニーに微笑みかけた。彼女はトラブルを起こす人が好きで、デレイニーがどれほど大きな対立を生み出せるか見たかった...