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62話

私はジェイミーの隣で目を覚ました。一人で眠りについたはずなのに、そこに彼がいたことに驚いた。私は指で彼の顔をなぞると、彼はうめき声を上げて目を開けた。

「タシャ、ベイビー。おはよう」

「今、何時?」

彼は少し体を起こして私の肩越しに目覚まし時計を見た。「もう10時30分近いよ」

私はうめき声を上げて布団をはね返した。彼は不思議そうに私を見つめた。「どこに行くの?」

「仕事よ。最近行ってなかったし、気を紛らわせる必要があるの。モナかファルコンから何か聞いてる?」

「タシャ…」

私は立ち止まって彼の方を振り向いた。「ジェイミー?」

「ティモシーが質問に答えるなって言ってるんだ。彼なら俺たちより多く...