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121話

私は裏のポーチから、ラウルがマディと日課のクマのレッスンを始めるのを見ていた。ゴドリックは彼と荒っぽく遊ぶのが大好きで、ラウルが自分自身をついに解放させた変化が見て取れた。彼はより多く笑い、家族の生活により積極的に身を投じていた。子供の頃でさえ、こんなにリラックスして幸せそうな彼を見たことがなかった。彼のクマはラムドンと名乗り、オスプレイに対して猛烈に保護的で、タシャやマディからさえ彼を守ろうとするほどだった。

金曜日と土曜日が過ぎても母親が現れる気配すらなかったことで彼の気持ちが傷ついたのは分かっていたが、真実を知らずにリスクを冒すことはできなかった。ラウルの父親がクマであることは分かって...