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パート:40 彼の罰

アンナの視点

彼が不安げに泣き声を上げた時、私は思わず彼をぎゅっと抱きしめずにはいられなかった。今日、彼が私を押しのけずに抱きしめさせてくれたことをとても嬉しく思う。私は彼の全ての痛みを取り去り、大きな安らぎを与えたいから、どんどん彼を引き寄せた。彼が私をさらに強く抱きしめ、自分の方へ引き寄せてくれた時、私はまるで平和だけが存在する別世界へ行ったかのようだった。彼の腕の中が私にとって最も安全な場所。私は彼の胸に顔を埋め、心地よい鼓動に耳を傾けた。彼の温かい腕の中で深い慰めを見つけ、このままここで一生を過ごす覚悟もできた。まさに天国だ。

抱擁を解いた時、彼は叫んだ。「前に進みたいんだ、バタフ...