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二十九番目のパート2

午後はテイラーと映画や音楽について話しながらあっという間に過ぎていった。いつもの間にある性的緊張感がないことに少し落ち着かない気持ちになるけれど、私はそれを振り払う。心の中で根付こうとしているネガティブな考えに執着したくないから。なぜ仕事に行っていないのか尋ねると、自分の会社を持つ喜びは好きな時に休みが取れることだと言われ、思わず彼に向かって苦笑いしてしまう。

「まあ、私がそんなことしたら、パンは焼けないわよ!」と冗談を言う。でも本気で、お店に戻らなければならないことはわかっている。そうしないとベアとアンドレアスが注文を抱えたまま対応できなくなってしまい、商売にとって最悪だ。テイラーは私の言...