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ザ・セカンド・パート2

お客さんが入ってくると、ニコラは急いでその人に対応しに行く。私は隅の席でパニーニをゆっくりと食べながら、ランチタイムの人の波が2時間ほどの間に潮のように膨れ上がり、そして引いていくのを見ていた。ニコラはお客さんに対して効率的で丁寧な対応をし、スタッフ全員とも上手くやっているようで、それを見て嬉しく思う。彼女が適任だとは思っていたけれど、義理の妹だからといって贔屓をしているように他のスタッフに思われたくはなかった。

そんな考えに浸っていると、突然、頭上から大きな音がした。驚いて見上げると、何人かのお客さんも困惑した様子で周りを見回している。上の階のアパートでの大きな作業はほとんど終わったと思っ...