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第603話ハズバンドって呼んで

ダリアンはずっとそのことについて考え続けていて、もう待ちきれなかった。

セシリーの心臓が小さくドキリとして、彼女は呟いた。「そんなに急いで、私が逃げ出すとでも思ってるの？」

ダリアンは半分冗談で笑いながら言った。「少し保証が欲しいんだよ、ベイビー。デトロイトに着いたら、お前の母さんが俺との結婚を認めないって言い出したらどうする？」

セシリーは身を乗り出し、顎を支えながらニヤリと笑った。「デトロイトに向かってるから焦ってるの？」

車が停まると、ダリアンは笑いながら言った。「お前の旦那としてデトロイトに行くのは初めてだからな、少し緊張するのも当然だろ」

セシリーはダリアンが緊張していると...