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第320章セシリーの救出計画

ブレイズが電話に出て、深い声で言った。「実際に電話してきたな。どうしたんだ?」

「シルバーフロスト首都にいる?」

「いや、何か必要なのか?」

「ええ、必要よ。長老の連絡先を持ってる?」

ブレイズの声はやや緊張した様子だった。「具合が悪いのか?」

セシリーはヴィンセントを見て言った。「私じゃないわ。友達が慢性的な毒に侵されているの。長老は解毒に長けているから、解毒する方法があるか聞きたいの」

「わかった。誰かを連れて君を探しに行く」

「必要ないわ。ただ長老の住所を教えてくれれば、私が行くから」

「それじゃ時間がかかりすぎるだろう?待っていろ」

そう言うとブレイズは電話を切り、セ...