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抑えきれない欲望

ヴァイオレット

私は彼を見つめたまま立ち尽くした...でも驚きではなかった。実際、私の中の一部はそれを予期していた...いや、望んでいたのだ。だが今それを聞いて、私の中に広がったのは興奮の感覚で、それは私の秘所をうずかせた。今感じる唯一の驚きは、自分の体がこんな風に反応していることだった。今まで経験したことのない感覚で、男性とこんなに近くにいたことなど一度もなかった。そんなことを考えると、思わず太ももが締まった。

「聞こえただろう」彼は繰り返した。その視線はさらに暗く、より強烈になっていた。私が動かないでいると、それが彼をさらに怒らせたようだった。彼は私の首の後ろをつかむと、くるりと私を回...