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第813課まだ行ってないって言うのに、行ってないの？

医師は一時間近くかけてザラの治療にあたった。

ザラの背中の処置がすっかり終わった頃、ブランドンとデイジーがようやく別の医師を連れて到着した。

ブランドンもデイジーもどこか服装が乱れており、ブランドンの首には大きなキスマークがはっきりと見えていた。

彼らが入ってくると、オリバーは冷笑を浮かべて腕時計に目をやった。「一時間以上か」

「トーレス邸からここまで車で三十分ほどだというのに、お二人で一時間以上も……」オリバーは冷ややかに言い、入ってきたばかりの二人を見渡し、唇に冷たいものをにじませた。「まさかとは思うが、俺の電話を受けた後も、二人で家で悠長によろしくないことをしていたんじゃないだろう...