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第32話

アレクサンダーの視点

「下着なしでどうやって外に出ればいいんですか、ご主人様?」彼女はカウンターから降りて、ドレスを整えながら、私が彼女の破れた下着をゴミ箱に捨てるのを見て尋ねる。

「知るか。なしで行け」私の言葉は鋭く、要点を突いており、交渉の余地を与えない。

私はまだ怒りに震えている。あいつがアリスに触れるなど、何様のつもりだ?彼女の体に触れていいのは私だけで、他の誰でもない。アリスにも腹が立つ。自分が触られるのをどうして許したんだ?

「ご主人様、こんな状態では行けません。恥ずかしすぎます」彼女は懇願する。

私は彼女の腕をつかみ、唸り声を上げながら引き寄せる。「俺が気にしないと言っ...