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第21話

アリス視点

翌朝目を覚ますと、すぐにベッドの上で体を起こし、驚きを感じる。昨日彼に縛られた記憶が頭の中で繰り返し再生されている。

夢だったのかしら?と自問する。

「いいえ、現実だったわ」と私はつぶやき、手首に残る薄い赤い跡を優しく触る。

モンスターはいつ私を開いたのかしら?

どうでもいいわ、彼はあまりにも不公平。彼が私に対して間違ったことをして、そして私が彼に怒りを表現したら罰を与えるなんて。

でも、私は完全に彼の支配下にあることを受け入れなければならない。そして不思議なことに、それを楽しんでいる。

時々彼の罰は厳しいけれど、それでも彼についてのすべてが好きになっている。

お風...