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第10話

私はバスルームの台にタオルを置き、クローゼットに歩いてバスローブを取り出す。バスローブを着て結び目を締めてから、浴室を出る。

アリスが自分に話しかけながら私の部屋を歩き回っているのが見える。

「アリス」と呼ぶと、彼女は立ち止まり、私の方へ目を向ける。

「なぜ君は初めてペニスを見たかのような反応をしたんだ?」高背の椅子に座りながら、目の前に立っている彼女に尋ねる。

答えは分かっているが、それでも彼女の口から今日初めて男性器を見たという言葉を聞きたい。それは今まで感じたことのない、特別な満足感を私にもたらしている。

彼女は下唇を歯で軽く噛む。「初めて見たからです」彼女は恥ずかしそうな声で...