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第411話どんなに嵐が吹き荒れても帰路を遮るものは何もない

レイモンドはヒューバートがマーガレットに処方した薬をアルヴィンに確認させた。

アルヴィンは良い知らせを持って戻ってきた。「薬は問題ありませんよ、ハワードさん」

レイモンドは安堵のため息をついた。ヒューバートはやはり信頼できるのかもしれない。

「ハワードさん、最近無理されてませんか？」アルヴィンは心配そうな表情で尋ねた。

レイモンドは困惑した様子で彼を見た。「具合が良くなさそうですよ。病院で診てもらったほうがいいんじゃないですか？」

彼は突然、最近頻繁に起こる鼻血のことを思い出した。

「明日の会議をキャンセルして、全身検査の予約を入れてくれ」と指示した。健康に何か問題があるのだろうか...