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第22話

レイモンドはゆっくりと組んだ足を組み替え、背後のアルヴィンに視線を向けた。「彼女にこんな格好をさせたのか?」

彼の視線にアルヴィンの顔から血の気が引き、慌てて手を振った。「いいえ、絶対違います」

彼はそんな愚かな行動を自分から取るような真似はしないだろう。

レイモンドの冷たい雰囲気に気づかないアシュリーは大胆にも近づいてきた。彼は彼女の香水の匂いをすぐに嗅ぎ取った。彼は少し眉をひそめた。

アシュリーは長くまっすぐな脚を見せびらかし、色っぽく微笑んだ。「ハワードさん、そんなに厳しくしないで。ほら、アルヴィンを怖がらせてるわよ。私がこんな格好をしたのはあなたを喜ばせるためなの。気に入らない...