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第178話

レイモンドの怠惰な立ち姿は、まるで大して気にかけていないペットの猫を手招きしているかのようだった。マーガレットは彼のところへ行きたくなかった。彼女のプライドがそれを許さなかった。しかし、彼女は彼の助けが必要だった。マーロンはまだ薬を待っていた。

重い足取りで、彼女はヘアドライヤーをきつく握りしめ、彼に向かって歩いた。まるで自分の運命に向かって歩いているような気分だった—不本意ながらも、他に選択肢はなかった。

彼のもとに着くと、彼は彼女の手からヘアドライヤーを取り、コンセントに差し込んだ。マーガレットは彼が何をしようとしているのか分かっていた。彼の大きな手が彼女の髪に触れようとした瞬間、彼女...