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第155話

プレジデンシャルスイートで、レイモンドは辛い夜を過ごしていた。彼はやっと眠りについたと思ったら、マーガレットに何かが起こる悪夢に驚いて目が覚めた。時計を見ると、まだ8時40分だった。昨夜からたった2時間しか眠れていなかった。

レイモンドはソファから身を引きずり起こし、顔を洗い、温かい水を一杯飲み、タバコに火をつけた。今日の計画はすべて準備万端だった。

マーガレットは写真撮影が大好きだった。彼女はいつも、カメラマンの腕前のおかげで写真が素晴らしく見えると熱心に語っていた。

レイモンドはその本当の理由を見抜いていたが、黙っていた。実際はマーガレットが生まれつき美しかっただけだ。美しい人は何を...