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第16話

ロクサーヌの目は希望で輝き、彼女は肩から重荷が取り除かれるのを感じた。「なぜもっと早く言ってくれなかったの?それは素晴らしいことじゃない!」

コルビーは満面の笑みを浮かべた。「考えたことはあったけど、正直自分には力不足だったんだ。それに、あの頃君はここにいなかった。だから諦めて、今まで考えもしなかったんだ。もしかしたら君ならできるかもしれない。どう思う?」

「もちろん!全然問題ないわ!」

ロクサーヌは自信を持って立ち上がり、彼を促した。「クイーン家と連絡を取って、面会の約束を取り付けてくれない?」

研究所に関する事柄に対するロクサーヌの情熱を見て、コルビーの心には安堵感が広がった。彼は...