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第38話
ペイトン
夜中に目が覚めると、ジェイクはベッドの自分側で仰向けに寝て、小さないびきをかいていた。私に一番近い腕を頭の上に投げ出し、まるで私を誘っているかのようだ。私たちの間に置いた枕はどこかに消えていて、どこにあるのか見当もつかない。彼の名前を囁くと、彼は眠ったまま何かつぶやいた。もういいや、と思って彼の側に移動して体を寄せる。そうするとすぐに、彼の腕が下りてきて私をもっとぴったりと抱き寄せた。私が再び眠りに落ちる時、彼が私の名前を呼んだような気がした。
次に目覚めた時、私はジェイクの温かくて硬い体に巻き付いていた。彼の手が私の背中を下へと移動し、彼は少し体をひねって私を見た。見上げる...