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第409話

「ねえ、行かないで!まだ話し終わってないよ!」私は叫んだ、エリオットが何の心配もなさそうに歩き去るのを追いかけながら。

エリオットのおおらかな態度は本当に不思議だった。お金も労力も必要で、見返りが保証されないプロジェクトについて、少なくとも多少は動揺するのが普通じゃないだろうか?でもエリオットはそうじゃなかった。彼は一つも質問せずに参加を決めたのだ。彼は私をそれほど信頼しているのか、それともお金のことを気にしていないだけなのか?

これまで私たちは学術的な会話を数回しただけだった。なのになぜ彼は私の誘いにすぐにイエスと言ったのだろう?そしてなぜ彼は二度考えることなくプロジェクトに資金を出す用...