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第403話

画面に触れることが本物の人に触れるのとはまったく違うなんて、最悪だった。

「ブラッド、早く戻って来て。あなたに触れたいの」

ビデオの中のブラッドが必死に大丈夫だと見せようとしている姿を見ていると、また涙があふれ出した。

彼がとても恋しくて、私は気が狂いそうだった。

「ブラッド、会いたいよ。すごく会いたい。ジェニーの命を救うとかいう話は忘れて、戻ってきて、いい？」

何度も何度もビデオを再生して、ブラッドの顔を心に焼き付け、彼の言葉の一つ一つを暗記し、彼の筋肉の一本一本を想像した。

「ブラッド、私はあなたを失望させないから、あなたも私を失望させないでね」

スマホを置くと、静かで空っぽ...