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第261話

正直、ブラッドがジムでハードに鍛えてるのは認めざるを得ないわ。その成果は一目瞭然。彼の腹筋?完璧そのもの。触れた感じはまるで夢のよう。

私の手が彼の熱い肌に触れた時、まるでストーブに触れたような感覚だった。手を引っ込めたかったけど、彼にしっかり捕まれていて。逃げられるはずもなかった。

「ベイビー、すごく恋しかったよ」ブラッドは色気たっぷりの声でささやいた。私の心臓は宙返りをしていた。

「何してるの?離して」私は引き離そうとして息を詰めた。

でもブラッドの握りは鉄のように強く、彼は絶対に離してくれなかった。

「ほら、ベイビー、助けてよ。ずっと待ってたんだ。ご褒美くらいもらえるだろ?キス...