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第776話スーザンは中毒だ

出勤前、ショーンはテディを指さして言った。「その子を連れていきなさい」

ヴィンセントはテディを愛情込めて抱きしめながら答えた。「テディをオフィスに連れて行くなんてできないよ。できたら連れて行くんだけどな」

彼は昔からテディを同僚たちに自慢したかったのだ。

しかし、テディは泣いてどこにも行きたがらず、ただ家にいたいと、ショーンに抱っこを求めて手を伸ばした。

口ではああ言ったものの、ショーンは素直にテディを抱きしめた。

モリーは時間がなくて、テディの額にキスをすると、急いで仕事へ向かった。

スーザンもテディの鼻にキスをして、慌てて家を飛び出した。

ヴィンセントは名残惜しそうにテディの...