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第736話テディは怖い

ショーンはランドールを肘でつついて言った。「ホテルに泊まっちゃえばいいじゃないか? 毎日清掃スタッフが部屋を片付けてくれるし、お前は何もしなくていいんだぞ。快適だし、ここで勉強もできるし、安全だ。他にそんな場所があるかよ?」

テディは首を傾げ、ショーンとランドールにちらりと視線を送ったが、目は合わせなかった。

テディは立ちっぱなしで足が疲れてきて、抱っこしてほしくて小さな両腕を伸ばしたが、誰も気づかなかった。

後ろのキャビネットに寄りかかっていたテディは、ずるずると滑り落ち、タイル張りの床にぺたんと尻もちをついた。幸い、おむつがクッションになった。悔しくて唇を尖らせたが、痛くないことに気...