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第551章

「お前は放火が好きなんだから、心ゆくまで燃やしてやるよ」ランドールはガソリン缶を引きずり、キャップをねじって開け、アビーの周りに撒いて火をつける準備をした。

アビーは強い臭いを嗅ぎ取り、それが本物だと悟った。

「モリー、これは殺人よ、わかってる？」彼女は恐怖で声を震わせて叫んだ。

モリーは縛られたアビーの前にしゃがみ込み、悪意に満ちた笑みを浮かべた。「これがあなたの好きなゲームじゃない？放火、自分を焼く？あなたがずっと遊べるように手伝ってるだけよ」

アビーはランドールが近くにガソリンを撒いているのを見て、顔が青ざめた。

ヴェラはこの機会にセオドアと一緒に車から出た。彼女はアビーの前に...